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YOGAの八支則:プラッティヤハーラ(制感)

Updated: Dec 29, 2020

プラッティヤハーラ:感覚を意志で収めること、五感からの撤退・離脱


これは「自身の内側から感覚を養う(nourishing senses from inside)」とも表現され、実践することで、ご自身の状態を知ることができ、集中力を養うことにも繋がります。


私たちの世界は計り知れないほどの膨大な情報で溢れており、人間の五感(聞、触、見、味、香)はそれらを取り込むための手段です。

外の世界と繋がるため、新しい情報を取り込むために私たちは五感を使います。しかしそれらは必要なものもあれば、不必要なものもあるでしょう。


スマートフォンを肌身離さず保持し、ニュースやソーシャルメディア、友人からのメッセージを絶え間無くチェックするような生活を送っていませんでしょうか?


インスタグラムやFacebookの他人の投稿内容、メインストリームからのネガティブなニュース、私たちはこのようなことに心を乱されていませんでしょうか?


今自分の周りや世界で起こっていることを知ることはとても大切です。

ただしそれは心が五感の刺激に誘惑され、振り回され、周りの意見に流されたり、必要のないものを欲しいと思ったり、余計な不安や恐怖心を引き起こす可能性もあります。



プラッティヤハーラは、五感を使った外側からの感覚よりも、呼吸や思考、自身の身体の状態などに注意を向けること、内側の感覚を育むことです。


それはいきなり外との繋がりを完全にシャットダウンすることではなく、少しずつ外の世界へ向かれた意識を減らしていくことで、プラッティヤハーラを実践することができます。


例えば、

  • スマートフォンを使う時間に制限をつけてみる

  • 可能な限りメッセージやアプリの通知をオフにしてみる

  • テキストよりも直接電話で会話をする

  • ソーシャルメディアを見る時間は一つの投稿に対して◯秒までなど…


単に減らしていくことに限らず、「1日の中のこの時間帯はスマホを見ない」など、期間を決めて実行してみるのも効果的です。



「モダンヨガの父」と呼ばれ、20世紀の最も影響力のあるヨガ教師の一人であるクリシュナ・マチャリヤ師は、

”プラッティヤハーラとプラーナヤーマ(呼吸法)を長く練習しないものは、ダーラナー(一点への集中)は不可能である”と説きます。


つまり、プラティヤハーラを練習しないことで、集中しようとしても頭の中に曖昧な考えや疑問、不安感が浮かんでしまうため、何事にも集中できなくなる、ということです。


物事をうまく進めるため、前進するためには、「セルフアウェアネス=ご自身の状態に気づき理解すること」から始まるとわたしは思います。


もしあなたが、外部からの情報や刺激に心が疲れているなと感じていたり、あまり自分の心や身体に意識を向けてられていないなと感じたら、それはプラッティヤハーラが必要なときなのかもしれません。

一度目を閉じてみて、自分の心や身体、呼吸に意識を向けてみてください。


この教えがみなさまの日常生活に少しでもお役に立てますように。 最後までお読み頂きありがとうございました。

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